完全に治るのですか?
残念ながらこの治療も対処療法であり、完全にアレルギー性鼻炎を治す方法ではありません。
アレルギー性鼻炎の症状を軽減させる方法です。
抗原(アレルギーの原因)を多量に吸入すれば症状が出ますので、症状にあわせて薬が必要になります。ただし、アルゴンプラズマ療法を受けていない患者さんと比べると薬の量を減らすことができます
目のかゆみやのどの不快感もよくなるのですか?
鼻粘膜だけの治療ですから、残念ながら鼻の症状以外は軽快しません。目のかゆみやのどの不快感が強い患者さんは、目薬や飲み薬が必要になります。
どのくらいの効果がありますか?
鼻づまりに対しては90〜100%の効果、くしゃみ、鼻水については45〜60%の効果が報告されています。症状が残る時や抗原(アレルギーの原因)の多量吸入が予想される時は薬が必要になります。
効果はどれぐらい続きますか?
プラズマビームを当てて変性した部位の粘膜が再生するため、永久に効果が持続するものではありません。人によっても違いますが6ヶ月〜2年間と言われています。効果が弱くなったら、再度治療をお受けになるとよいでしょう。
効果が切れた場合は繰り返して施行しても大丈夫ですか?
繰り返しの施行は問題ないとされています。
痛みはないですか?
鼻の中に痛み止めのついたガーゼを30分ほど入れておき、無痛状態にして処置をしますのでそれほど痛みは感じません。しかし、人によっては若干痛みを感じたり、歯にガンと来るような違和感を感じることがあります。処置時間が2〜3分と短いので皆さんそれほど苦痛を感じていないようです。麻酔が切れてからは、少しヒリヒリするような痛みが出ます。痛み止めの頓服を処方しますので、痛みが強い場合はお飲みください。ほとんどの人は痛み止めを1回飲むか飲まないかで治まります。
どういう人が適応になりますか?
アレルギー性鼻炎の方で症状の強い方は適応になりますが、特に鼻づまりの強い人がよい適応になります。鼻内の状態によっては適応外のこともありますので詳しくは医師にお尋ねください。
年齢制限などありますか?
基本的にはありません。治療中おとなしくしていられるかどうかが問題となります。実際には6歳から80歳ぐらいが適応になると思われます。6歳ぐらいの小児も多数アルゴンプラズマ療法を受けており、術後経過良好です。
治療を受けられない人はありますか?
高周波電流を使用していますので、心臓にペースメーカーを入れている患者さんはアルゴンプラズマ療法を受けることはできません。また、麻酔薬を使いますので、麻酔のお薬にアレルギー反応を起こす患者さんも受けることができません。
副作用はありませんか?
現在までのところ、重篤な副作用は報告されておりません。術後1〜2週間は、鼻づまりや鼻水が一時的にひどくなるのが欠点と言えば欠点です。
日帰りでできますか?
もちろん日帰りです。この手術は、非常に早く簡単にでき、身体にほとんど負担をかけませんので、手術直後から日常生活が可能です。ただし、水泳、マラソンなどの激しいスポーツは1〜2週間避けてください。
妊娠していてもできますか?
アルゴンプラズマ療法は胎児に影響しませんので、妊娠していてもお受けいただけます。ただ、術後の内服薬は、胎児に影響を与えることがありますので、特別な場合を除いてお出ししません。そのため、妊娠していない人と比べると術後の鼻水や鼻づまりが少しつらいと思われます。手術後1週間〜2週間で薬を使わずアレルギー症状が軽減されますので妊婦さんにもよい治療法です。妊娠前にプラズマ療法を受けていただく方が理想的ではあります。
初診当日に手術は受けられますか?
初診当日にアルゴンプラズマ療法をお受けになりたい方は、平日の午前中に検査を受けてください。当日、午後5時以降にアルゴンプラズマ療法を受けることができます。また遠方の方は前もって電話でご相談ください。
プラズマって何ですか?
アルゴンガスの中を特殊な高周波電流を流すとアルゴンガスがイオン化されます。これをプラズマといいます。アルゴンプラズマは青白いプラズマビームを出します。このプラズマビームの中を特殊な高周波電流が流れます。この特殊な高周波電流で下鼻甲介を変性縮小させます。